2011年12月28日水曜日

年の瀬のお餅搗き

今年もいよいよ年の瀬ですね。今日は毎年恒例のお餅搗きでした。

サワでは白餅、豆餅、胡麻餅の三種類を作ります。



もち米は前日に磨いで、一晩水に浸しておきます。一臼あたり二升です。



お餅を搗いたときに杵にお餅が粘着かないように、杵も一晩水に浸けておきます。



もち米は釜戸で蒸かします。イソライトの釜戸はとても便利です。



薪には椎茸の廃ホダ(使い終えたホダ木)を使っています。



釜戸に薪を入れるとぱちぱちといい音がします。



もち米が蒸かし上がったら、石臼で搗きます。



お供え用に重ね餅をまるめ、残りは伸し餅にしました。

サワではお餅を搗く際にほとんど水を混ぜずに搗いていくので、粘りのあるしっかりとしたお餅になります。


毎年毎年、もう何十年もお餅搗きをしていますが、未だに毎回「ここはこうするともっといいかも」という発見があります。そろそろ極めてもいいようなものですが、そう簡単にはいかないんですね。


中村 彰宏