2012年2月29日水曜日

食品中の放射性物質に関する今後の方針

これまでFarmer's House SAWAでは、農林産物に含まれる放射性物質の自主基準値(セシウム137及び134の合計値)を30Bq/kg未満として販売を行ってきました。

自主基準値を設定した理由としましては、福島第一原子力発電所の事故後に設定された国の食品中の放射性物質に関する暫定規制値に対する不安の声があり、安全面から見たこの数値の妥当性はともかくとして、安心して口にすることが出来ないのであればと、他の国や国際的な基準値を参考により厳しい自主基準値を設定しました。

つまり自主基準値は安心のための数値であり、暫定規制値に対して同等に安全、もしくはより安全であろう数値ではあるものの、その数値自体に根拠はないものでした。

そこで、2012年4月より暫定規制値から新基準値へ移行するのを機に、今後はFarmer's House SAWAとしても国の設定した新基準値に則り販売を行っていこうと考えています。

もちろん、放射性セシウム等の放射性物質は事故前にはほとんど含まれていなかったものであり、ないにこしたことはないと考えています。また、新基準値についてもやはり不安だという方もいらっしゃると思います。そうしたことについては、これまでと同様に自主検査や県等による検査の結果を随時公開していきますので、食品を選ぶ際の判断の材料にして頂ければ思います。

尚、2012年3月末日まではこれまで通り自主基準値を適用します。

今後もFarmer's House SAWAを宜しくお願い致します。


中村 彰宏


参考:食品中の放射性物質の新たな基準値について(厚生労働省 - PDF)