クズの新芽とアザミの蕾がけっこういけるらしい、といううわさを聞きつけ、さっそく試食してみました。こういうその辺にある素材、とても興味をそそります。
▼ いざ、天ぷらに
とりあえず、天ぷらに。見た目はそれなりに仕上がりました。
▼ アザミの蕾
まずは、アザミ。
とげとげがどうしたって痛いでしょうよと思っていたのですが、蕾の段階ではまだ柔らかく、全く問題ありませんでした。
問題だったのは花。アザミの蕾の食感を一言で表すと「もそもそ」。まさに花をもしゃもしゃと食べている感じです。
人にはそれぞれに好き好きあれど、これが好んで食べられるとは思えません。ので、採ってくるタイミングがおかしかったか（育ち過ぎ？）、調理の仕方がいまいちだったか・・・とりあえず、あまりおいしいものではありませんでした。いっそうの研究が必要です。
▼ クズの新芽
続いて、クズの新芽。
ぐるぐるとつるを絡ませて土地を覆い尽くす厄介者のクズですが、その新芽です。しかしこれは採ってるときから直感めいたものがありました、「美味しそう」と。
そして、見事に美味。とくに強烈な味があるわけではないんですが、えぐ味もなく優しげな味わいでした。食感もよかったです。なんとなく、主役というよりは、名脇役という感じです。
これまで草刈りの際には目の敵にしていましたが、今後はよだれが垂れてきそうです。
中村 彰宏