農家の加工品作りにあたって欠かせない機材類。
いいものを揃えようと思えばきりがなく、かと言って安かろう悪かろうで作業効率を落とすのも本末転倒。
目指すは必要十分、ちょうどいい塩梅。そんな視点で選び、実際に現在使っている機材類をまとめました。
随時更新していきます。
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・目次
→ ラベル作成
→ 包装関連
→ 加工場の環境制御
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食品表示等のラベルを作るにあたって重宝しています。やはり、貼る枚数が増えるとタックシールでは辛くなってきます。体感作業効率は10倍。
パソコンから「P-touch Editor」というソフトでラベルの編集ができ、JANコード等も作れます。接続はUSB。さわの場合は、表のラベルも白黒で統一して、このラベルプリンターで印刷しています。
冷蔵商品などを扱っている場合、感熱式で水滴に強いのもポイントです(アルコールには弱いので消毒用スプレー等がかからないように注意)。
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栄養成分表示(推定値)の計算用スプレッドシート(日本食品標準成分表2020年版対応)・QL-700 / QL-800 / QL-820NWB 互換ラベル
・脱気シーラー「HIPPO」 AS-V-320(朝日産業)
・真空包装袋 しん重もん(クリロン化成)
・高性能シーラー カットくん(見聞堂株式会社)
【加工場の環境制御】
・スマートリモコン Nature Remo 3(Nature)
Nature Remoは、エアコン等の赤外線リモコンが付いた空調の操作に使っています。温度や湿度のセンサーが付いており、値がいくつ以上・以下になったらスイッチオン・オフみたいな操作が可能になります。Wi-Fiが必要です。
QL-800用ラベルの互換品です。最初に専用ホルダーを購入する必要がありますが、純正品よりだいぶ安価です。
冬場の注意点として、ロールがものすごく冷えると粘着力が弱まり静電気に負けて印刷前に変に剥がれてしまうことがあります(互換品の欠点なのか、純正品では発生するのかは不明)。その場合は、温めてから使います。
業務用の真空包装機までは必要ないけれど、家庭用の脱気シーラーでは心許ない……という際にちょうどいい選択肢です。セットすると自動で脱気からシールまでやってくれます。
購入後に一度故障しましたが、問い合わせたら迅速に修理対応してくれました。こうした壊れると困る機材は、メーカーの対応の質も重要なポイントですね。
いろいろ試した結果、袋はしん重もんに落ち着いています。「65μで三層80μの強度を実現した高強度フィルム」ということで、ほんとに破けません。
サイズ展開が豊富で、冷凍やボイルも可能なのです。
シールのみをしたい場合(脱気しない)、この形状のシーラーがあった方が便利です。
上記の「HIPPO」でも可能ですが、構造上袋の中央部などはシールできません。
・クリーンパック(リスパック株式会社)
液漏れしにくい構造で重宝しています。形状、サイズもいろいろあります。 |
・スマートリモコン Nature Remo 3(Nature)
Nature Remoは、エアコン等の赤外線リモコンが付いた空調の操作に使っています。温度や湿度のセンサーが付いており、値がいくつ以上・以下になったらスイッチオン・オフみたいな操作が可能になります。Wi-Fiが必要です。
さわの加工場は光回線がないので、モバイルルーターにデータ通信用のSIMを入れて使っています。エアコン操作くらいであればデータ通信は100MBで事足りると思います。
・スマートプラグ Tapo P105(TP-Link)
赤外線リモコンが付いていない換気扇等については、こちらのスマートプラグでコントロールします。
こちらはNature Remoと違い温度や湿度のセンサーは付いていないため、ちょっと工夫が必要になります。
やり方は、「Nature RemoとGASを使って温度・湿度をリアルタイムで記録する。」で温度・湿度を取得して「スマートプラグ(TP-Link HS105)をスプレッドシートからIFTTT経由でスイッチングする。」(別のプラグを使用していますがやり方は同じ)を組み合わせるとできます。
Nature Remoを使わない場合は「【準備編】Raspberry Pi Zero WHを使って、格安で温湿度データロガーを作る。(1/2)」でもできます。
最終更新日:2022-8-17