2013年9月19日木曜日

屋根裏に住んでいるムササビをトレイルカメラで撮影してみました

屋根裏に住まうムササビ、以前、追い出した後に屋根の侵入できそうな部分を大工さんに塞いでもらったのですが、今はもう当然のように戻ってきて、毎晩屋根裏でばたばたと音を立てています。よっぽど住み心地がいいんでしょうか、何なんでしょう。

それでも、大工さんがほとんどの侵入経路を塞いでくれたおかげで外と行き来できるルートが絞られたようで、いつも同じ場所から足音がするのでその周辺を探ってみたところ、ぽっかりと空いた穴を発見しました。

ということで、ムササビが中にいる状態で穴を塞いでしまっても困るので、とりあえずその生態を調査すべく、トレイルカメラを仕掛けてみました。



9月9日、1枚目。ちょうど穴から出てきたところです。にらんだ通りの穴から出てきました。



9月9日、2枚目。1枚目の直後、あたりの様子を伺っています。



こちらは同時に撮影した動画。素早く動き回るのかと思っていたのですが、あまり動きません。



じっと様子を伺っていたかと思うと、屋根の上を移動してカメラの範囲の外に出ていってしまいました。滑空する様子を撮影できればいいなと思っていたのですが、飛ぶのはまた別の場所からのようです。

(この日は、カメラの感度と動画の撮影時間の設定を長くし過ぎたせいで途中でメモリーがいっぱいになってしまい、ここまでしか撮影ができませんでした。)



9月10日。ちょうどカメラを設置しているときに前を通り過ぎて行きました。というか、通り過ぎたことには気が付かなかったのですが、通り過ぎていたみたいです。意外と大胆ですね。



カメラを仕掛けている最中なので画面が揺れてしまっていますが、足での移動はそんなに得意ではないようで、何だかぴょんこぴょんこしています。

(カメラの設定を改め朝まで撮影できているかと思ったら、この日は途中で電池が切れてしまいました。)


後日、庭から「グルルルルル」という鳴き声がするので探していると、木から屋根に向かって滑空のするムササビを目撃しました。一瞬のことなので、動くものを感知してから撮影が始まるトレイルカメラでは屋根に向かっての滑空は撮影が難しいかもしれません。屋根からの滑空であれば撮影できるかもしれませんが、そのためにはまずムササビの行動を把握して、飛ぶ位置を知る必要があります。


そんなこんなで、今後もムササビの生態調査を続けていきたいと思います。ちなみに、今回の撮影には『トレイルカメラ LTL-5210A』を使用しました。


中村 彰宏


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