2022年9月21日水曜日

【最近の読書】大ダーク、倒産続きの彼女、失敗の科学……他

読書の秋ですね。最近の読んだものからちょっとピックアップ。


<マンガ>

『大ダーク』

「ドロヘドロ」がとても好きだったので読んでみたら、こっちもちゃんとハマりました。独特の世界観がいいですよねー。


『海が走るエンドロール』

どこかでとても良いとの評を見かけたので読んだらとても良かったです。いや、厳密には何が良いのかよく分からないのですが、何か揺さぶられます。


『カバチ!!! -カバチタレ!3-』

お仕事系の本が好きなので読み始めてみました。どこまで現実で通用する話なのかよく分からないですが、行政書士が何かは分かりました。巻ごとに話が完結するので読みやすいです。前シーズン、前々シーズンもまだ手を付けていないのでゆっくり読破したいところ。


<小説>

『倒産続きの彼女』

YouTube の「有隣堂しか知らない世界」に著者の方が出られているのを観て読んでみました。こちらもお仕事系と言えばお仕事系ですね。こちらは弁護士。続けて「元彼の遺言状」も読みました。(当たり前ですが)ドラマよりまとまってます。これから「競争の番人」を読みます(こっちは公正取引委員会)。


『テスカトリポカ』

めちゃくちゃ悲惨な内容なのに読後感は爽やかでした。メキシコ観光も行ってみたいですねー。


<その他>

『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』

Unlimited にあったので読みました。いかに上手く失敗を活かすかというのは事業を行っていく上での生命線ですね。


『決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月』

大きい会社ってこんな風に動いているんだなーというのが垣間見えて面白かったです。こういう世界で切った張ったやっていたら3日くらいで精神壊れそうです(笑)。


***

きな粉とキクラゲ

プログラム(マイ)ブームが少し落ち着いたので、読書や映画鑑賞の時間も増やしていきたいですね。

今、稲刈りが折り返しという所ですが、10月に入ると原木椎茸の栽培も本格化し始めます。

仕事もそれ以外も楽しく頑張っていきましょう。


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2022年9月20日火曜日

【読書】『農家はもっと減っていい~農業の「常識」はウソだらけ~』(久松 達央・著)

読みました。

『農家はもっと減っていい~農業の「常識」はウソだらけ~』(久松 達央・著)


脊髄反射的に「むむむっ!」となりそうなタイトルですが、中身を読むと全体として、非常に納得感の強い内容でした。

読む前の投稿で書いていた「農家が減ったときに、農業の多面的機能等の外部経済効果をどうカバーしていくのか」についても、若干ながら言及がありました。

農業界隈の現状を、生産者の視点からある程度俯瞰で把握にはもってこいな気がします。新規就農を考えている方にも非常に参考になりそう。


個人的に一番響いたのは、

「売れなくなったら、無理解な人々を罵りながら、全部自分たちで食べます。」(第2章)

という一文です。

筆者の方は有機農業を面白いからやられているとのことでしたが、私も面白いから原木椎茸の栽培をしています。

一見ちょっとふざけた一文のようで、“面白い”を追求するにあたってのまさに腹の底の覚悟の一文なのではなかろうかと勝手に思ったり。実際のところは分からないですけど、まぁ、少なからず似たようなことは思いますよね。


小さな農家の生存戦略については、同意する部分と、そうでもないところがありました。

そうでもないというのは、具体的には「ファンベース」の部分ですね。

これは栽培している品目の種類や数、規模の違いが大きそうです。

筆者の方は自身の農園を“小さな”と表現されていますが、栽培面積6ha、100品目、売上高5000万円程で法人化して雇用もしておられるとのことで、さわよりはワンステージ、ツーステージ上のサイズ感です。

さわくらいの規模ですと、コミュニケーションコストとのバランスで、ファンベースの販売というのは難易度の高い選択肢にように感じています。

もちろん、例えば季節性で単価も高い果実や、定期的な消費が読めるお米なんかですとより小さくてもファンベースの販売は相性が良さそうですし、結局は自身の農業経営をいかに組み上げるかということなんだと思います。

あとは、私が消費者として自由がほしいので、生産者としてもその自由を制限するような販売方法には抵抗があります。これは単純に好みの問題ですね。


最後の章の健康管理について。これは本当に大事ですね。

私の場合は、常々「腰と精神は死守」と胸に刻み、食事(腹八分目)・睡眠(7〜8時間)・運動(ウォーキング)に励んでおります。無理をしたら確実に跳ね返ってきます。

この土台の上、特に精神については定期的な休日と良い人間関係、そして、ゆとりある資金繰りが不可欠だと感じています。そして、年1回は健康診断 or 人間ドック。


ということで、とりあえず感想でした。

少し間を空けてもう一度読んでみようかと思っています。


・関連投稿



***

おまけプチ旅行記。

週末、群馬県にある桐生が岡動物園に行ってきました。

山の中腹にあり遊園地が併設されているのですが、なんと入場料無料です。

桐生が岡動物園(ライオン)

入園早々のライオン!出し惜しみ無し!キリンとかワニとかペンギンとかいろいろいました。


桐生が岡動物園(猿山)

猿山は、猿がダイナミックに動き回っていて延々と見ていられました。隣にいたお客さんも同じことを言っていたので、多分なんか惹きつけるものがあるのだと思います。YouTube でライブとかしてほしい(笑)。

ちなみに写真左側のロープのようなものは消防のホースだったり、公園の雲梯みたいなものが置いてあったりと、いろいろ有効活用しているようです。こういうの好きです。


無料の動物園だから無料なりのクオリティなのかと思いきや、普通にとても良かったです。もちろん規模的には小さいですが、ほんとなんかちょうど良い塩梅の動物園でした。

そうすると人間不思議なものでちょっとでもお金払いたくなるんですよね。……と、そんなタイミングで募金箱が出てくる親切設計(笑)。

桐生が岡動物園(募金箱)

園の奥の方の折り返し地点あたりにあるのですが、この募金箱の設置場所は勉強になりますねぇ。


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2022年9月13日火曜日

過去の気象データを JSON 形式で取得する Web API を作りました。

以前、GAS (Google Apps Script) で過去の気象データを取得してスプレッドシートに保存するものを作りましたが、改めて JSON 形式で取得する Web API を作りました。

公開しているので、どなたでも無料でお使いいただけます。

今回のようなデータの取得の場合、GAS でまるごと作るより、Python で Web API を作ってそこから取得する方が楽な気がします、たぶん。

尚、元データは気象庁の過去の気象データとなります。


以下、過去の気象データ Web API の説明です。

下記 URL に5ケタの地点番号 (block) を付与してアクセスしますと、当該地点の前日の気象データが JSON 形式で返ってきます。更新は毎日1時頃になります。

任意のひと月のデータを取得する場合は、年 (year) と月 (month) を追加で付与します。

現状、国際地点番号が割り振られた一部の地点(説明書に一覧記載)のみ取得が可能です。

パラメーターやキーの説明はこちら → 過去の気象データAPI説明書


前日の気象データの取得:
https://api.cultivationdata.net/past?block=地点番号

任意のひと月の気象データの取得:
https://api.cultivationdata.net/past?block=地点番号&year=年&month=月


今後の更新は cultivationdata.net 上で行っていきます。




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Web API 作りもやっと少し慣れてきました。今後も、あるとちょっと便利というものを作っていけたらと思います。

そういえば、今のところ全て WebARENA Indigo の1つのインスタンス上(Linux、メモリ 1GB、1vCPU、SSD 20GB)で稼働しているのですが、どのくらいまで詰め込めるものなのですかね。

ログを見ると現状アクセスも微々たるものなので、まぁ、しばらくは心配なさそうですが(笑)。


木登り猫
木登り猫


・関連投稿

2022年9月11日日曜日

最近の自身の営農状況や農業界隈について思っているところ(2022年9月)

久々に農業本を買いました。

『農家はもっと減っていい~農業の「常識」はウソだらけ~』(久松 達央・著)

せっかくなので、読む前に最近の自身の営農状況や農業界隈について思っているところをまとめて、その後じっくり読んでいきたいと思います。

あまりトンチンカンなことを書いても恥ずかしいのですが、まぁ、それはそれでそんな農家サンプル1として宜しくお願いします(笑)。


まず営農状況ですが、幸いなことに大きな変化はありません。もちろん資材の値上がり等諸々ありますが、現状割合は小さく影響は限定的です。

家族農業の場合、社会情勢に対する感応度をなるべく低く維持しておくのは事業の継続性に対して良い方に作用する気がしています。

具体的にはこのあたりの投稿 → 「家族農業の持続性を高めるための基礎基本

上振れの波に乗る可能性を捨てる代わりに、下振れした時に生活が破綻しないように備えるということですね。どうしても波に乗りたい場合は農業ではないところ、もしくはメインではない作物で乗るのがリスク・リターンのバランスとしては良さそうです。

これに対して、昨今の法人化や規模拡大という傾向をどう見るのか。経営規模を大きくすれば振れ幅は大きくなりますから、舵取りは難しくなります。

この傾向が農業経営の高度化や積極的な経営拡大の結果なのか、生き残りのために大きくせざるを得なかったのかで、だいぶ意味合いは異なってきますよね。

また、これから資機材高騰等の影響が出てきた時に、傾向にも変化が顕れるものなのかどうなのか……。


ということで、雑感でした。もっといろいろと書こうと思ったのですが、最近統計も何もほとんど見ていないので全然手が動きませんでした(笑)。よくありませんね。


さてさて、「農家はもっと減っていい」というタイトルが意味するのはどういうことなのでしょうね。

そのままの意味で受け取ったとして、食糧生産機能のみを考えると別に減ってもいいと思うものの、今までほとんど意識することなく享受していたであろう農業の多面的機能等の外部経済効果をどうカバーしていくのか(もしくは切り捨てるのか)というのは気になるところ(言及あるのか知らないですが)。

読んで勉強します。


***

おまけ。

週末、笠間にお出かけしてきました。


笠間稲荷神社 アヒル

笠間稲荷神社。水みくじというものがありました。


石切山脈

石切山脈。モンブランが有名らしいのですが売り切れでした。


笠間は以前、笠間焼き体験に行ったことがあるのみだったので、色々回るのは初でした。とても雰囲気の良いところですね。

10月中旬~11月下旬に笠間菊まつりというのが開催されるようなので、笠間日動美術館や笠間芸術の森公園あたりと合わせてまた行ってみようかと思っています。

少しずつプチ旅行を再開しています。


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2022年9月6日火曜日

低コストで手間いらず、光と音によるイノシシ対策

今年の水稲の獣害対策は、昨年の作った「イノシシ避けマシン」による音での対策に加えて、LED ライトを使った光による対策も実行しました。昨年の反省から「警戒させ続ける」作戦です。


イノシシ避けマシンの方は、定期的な音声出力のみとしました。

イノシシ避けマシン


LED ライトはこちらのイルミネーション用のもの×4を使用。色はブルー。



獣害対策用の光るものは、点で光るタイプのものが多いみたいですが、線で通せんぼした方が効果ありそう?と思いまして、イルミネーション用のものを使いました。

1つ1,400円程度で20mをカバーできます。野外設置が可能で、電源もソーラーなので設置後は基本的に放置で問題ありません。手間いらずです。

コストもヘタに自作するより安そうです。

これらを出穂前の草刈り後のタイミングに設置しました。


こんな感じになりました。(音が出ます)


音声には PeriTune 様のお囃子を使用させていただきました。

ライトは田んぼの周辺を完全には囲っておらず、昨年までの侵入が多かった箇所を塞ぐように配置しました。


そんなこんなで、結果としては、この辺りの地域へのイノシシ襲来以降、最小被害でした。ゼロではなかったのですが、侵入された期間が短くなり、面積も少なかったです。

もちろん、今回の対策が効いたのか、他の要因でたまたまだったのかは分かりません。

それでも、イルミネーションのライトを千切って侵入することはなかったところをみるに、これまでの侵入しやすいルートを外れて入っているので、多少の警戒はさせることができた可能性が高いかなと。

完全に田んぼを囲った時に、イノシシがどう反応するかですね。意を決して侵入するのか、避けるのか。

まぁ、今年は初めてだったので警戒したものの来年には慣れている、ということも大いにあり得ます。その場合は、年々派手なイルミネーションにしていくしかないでしょうか……(笑)。


田んぼ(9/6)

さてさて、稲刈りも今週末あたりから始まります。まずはもち米(こがねもち)です。なかなか天気の具合が悪く地面が乾かないですね。倒伏も多いですが、何とか無事に切り抜けたいです。

2022年9月3日土曜日

徒然じゃない日々(18)

田んぼ
貴重な晴れ間

9月になったばかりだというのに、お彼岸を過ぎたような気温になってしまいましたね。

まぁ、気温が下がったのは過ごしやすくていいのですが、何だかすっきり晴れず、ぐずぐずと雨が降ったり曇ったりで、これから始まる稲刈りが心配です……。

一方で、この気温なら椎茸の方もそろそろ栽培が始められそうです。

今シーズンは「原木椎茸の収穫日予測システム」も動かして栽培の精度(とシステム自体の精度)を高めていければなーと。


***

最近、自作スマート農業をやるにあたってあると便利そうなものを作り、Web API 化して公開しています。


スマート農業と言うと、何でも自動でやっちゃうすごい機械に特大の投資をしないとできないイメージがあるとかないとか耳にしますが、ちょっと GAS (Google Apps Script) あたりが扱えれば一気に視界が開けるんじゃないかと思っています。少なくとも私はそうでした。データ化の部分ですね。単純ミスの低減や時間、集中力の節約には本当に効果絶大。

そうしてできた余裕を使って、人じゃなきゃできないことにゆとりをもって取り組めば良い循環になります。

作った Web API がそんな手助けになればと、誰(商用・非商用)でも無料で使えるようにしています。

Web API なので自身でデータを加工してもらう必要はあるのですが、GAS あたりは Google アカウントがあれば無料で使えますし、何より学習コストもそれほど高くないのではないかと思います。(そして、そこからいろいろ手を広げるのもありですよね、Raspberry Pi とか、Python とかとか)

もちろん有料のサービス化されたものを使うのも手ではありますけども…農業を取り巻く環境が一層厳しくなる中、兼業から専業でも売上が数百万円程度の最小規模の専業農家が事業を継続していくためには、自前でできることを増やしていくというのはひとつの戦略だと思っています。

しぶとく生き抜いていきましょう。



GAS はこれ1冊あれば十分ですね。あとはネット調べつつ。

ラズパイを使うとできることが劇的に増えますね。いい本見つけました。


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2022年9月1日木曜日

農薬登録情報を JSON 及び CSV 形式で一括取得する Web API を作成しました。

農薬登録情報を取得する Web API を作成しました。今回は JSON 形式だけでなく CSV 形式でも取得ができるようにしました。

CSV 形式であれば Google スプレッドシートの IMPORTDATA 関数で直接読み込むことが可能なので、GAS (Google Apps Script) を利用する必要もありません。

これまでに作った気象や市況等のデータとは異なり、農薬登録情報は日々変化するわけではないのでスプレッドシートで直接読み込めた方が簡単だし便利かなーと。

ちなみに Excel には IMPORTDATA 関数がないようですが、WEBSERVICE 関数とTEXTSPLIT 関数で同じように読み込める気がします(Excel を所持していないので未確認)。

公開しているので、どなたでも無料でお使いいただけます。

尚、農薬登録情報は、独立行政法人農林水産消費安全技術センターホームページより入手しています。(利用許可取得済み)


以下、農薬登録情報 Web API の説明です。

農薬登録情報には基本部と適用部があります。適用部というのは、作物名や適用病害虫雑草名が記載されたデータになります。

データの取得に必要となる登録番号が不明な場合は農薬登録情報提供システム等から検索してください。

まずは JSON 形式の取得用 URL。「id=」に続く「登録番号」部分を書き換えてください。キーの説明はこちら → 農薬登録情報API説明書

農薬 登録基本部(JSON):
https://api.cultivationdata.net/pestic?id=登録番号

農薬 登録適用部(JSON):
https://api.cultivationdata.net/pestic?id=登録番号&applied=y

続いて CSV 形式の取得用 URL。CSV 形式で取得されるデータは1行目に項目名が入ります。

農薬 登録基本部(CSV):
https://api.cultivationdata.net/pestic_csv?id=登録番号

農薬 登録適用部(CSV):
https://api.cultivationdata.net/pestic_csv?id=登録番号&applied=y

CSV 形式のデータをスプレッドシートの IMPORTDATA 関数で読み込むと次の画像のようになります。栽培日誌等で活用してもらえたらと思っています。



今後の更新等は、随時 cultivationdata.net 上で行っていきます。


***

今回は、データ量が登録適用部で10万行程度とそれなりにあり、スプレッドシートでデータベースの代用をするのは厳しそうだったので SQLite を使いました。

データベースは、以前 PHP との組み合わせで MySQL を使ったことがあるのですが、すっかり忘却の彼方。改めてお勉強となりました。

せっかくなので基礎から学び直し、ある程度使えるようにしたいと思います。良い機会になりました。





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