2018年11月13日火曜日

菓子製造の許可を取得しました。

前回の投稿からほぼ2ヶ月空いてしまいました。11月も半ばだというのに蚊が飛んでいます。


さて、10月に菓子製造の許可を取得しました。

パート・ド・フリュイ
Instagramより)

梅や柚子を使ったお菓子を作っていこうと思います。第一弾はパート・ド・フリュイ。フルーツピューレを固め砂糖をまぶしたお菓子です。写真は完熟梅で作ったものです。

何回か試作の結果、味の方は良い感じになってきたのですが…写真のこれ、後日まぶしたグラニュー糖が溶けてしまったのでそこを何とかしないとです。あとは商品化にあたってのパッケージですね。年内に販売開始できればと思います。


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ここのところ農業経営について考える機会が多々ありました。

まだ頭の中でもやもやと消化不良気味ではありますが、まぁこの考えている時間も楽しいのですよね。

2018年9月15日土曜日

【読書】『数字は人格 - できる人はどんな数字を見て、どこまで数字で判断しているか』(小山昇)

読みました。




日頃から銀行とうまく付き合い、良い条件で借金をする。常に十分なキャッシュ(現金、普通預金)を確保して攻めの投資する。緊急事態に備える。数字を見て行動を変える。

こういう経営があるのですね。

さわは小規模家族経営で法人化もしていませんし、拡大は目指していないので自己資金の範囲で回しています。

これが規模として10倍、20倍、それ以上となってくるとまた違うやり方があるということですね。勉強になります。


農業の場合、借金に関しては条件の有利な資金が多数あります。また、災害や価格変動といったリスクに対し収入保険という新しい制度も始まります。うまく活用していきたいところです。ちなみに収入保険には加入の予定でおります。


経営は難しいですが、おもしろいですね。




・関連投稿
【読書】社員ゼロ!会社は「1人」で経営しなさい

新規就農おすすめ本『絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業』

2018年8月12日日曜日

夏、いろいろ作っています。ミニトマトのピクルス/完熟梅ジャム/冷やし中華風サラダ/椎茸づくしギフト

夏の加工品、いろいろと作っています。


【旬野菜・ミニトマトのピクルス】


旬野菜ミニトマトのピクルス

昨年はミニトマトの栽培に失敗してしまってあまり作ることができませんでしたが、今年は良い感じに栽培ができております。ミニトマトのピクルスは作るのに3日間ほどかかるのですが手際もだいぶよくなってきました。たくさん作ります!

お召し上がり方としてはそのままはもちろん、お料理の具材や彩りを活かしたトッピングにも○。それから漬け液にはミニトマトの"ダシ"がたっぷり出ておりますので、他のお野菜を漬け込んだりオリーブオイルと合わせてドレッシングにしたり。もしくはお水や炭酸水などで割ってお飲みいただくのもおすすめです。

ぜひ一滴残らずお使いください!


【完熟梅ジャム】


完熟梅ジャム

今年の完熟梅ジャムは六角ビンでべっこう飴風にしてみました。灰汁取りを丁寧に行い、自然な酸っぱさそのままにスッキリ仕上げています。

炭酸水で割ったり、ヨーグルトに合わせるのをおすすめしているのですが、今度草木台の『all about bakery』さんがクロワッサンにサンドしてくれるそうです。めっちゃおいしそーう!楽しみー!


【冷やし中華風サラダ】


冷やし中華風サラダ

こちらは小名浜の花火大会用にと初めて作ってみた冷やし中華風サラダです。

すべていわき産のミニトマト、生キクラゲ、ズッキーニ、キュウリの下にマロニーちゃんが潜んでおり、旬野菜のピクルスの漬け液を使ったポン酢がかけてあります。

リピートで買いに来てくださるお客様もいて嬉しかったです!せっかくなので今後も時々作れたらと思います。

ところで、いわきではマロニーちゃんがあんまり浸透していないことが判明。太めの春雨的なものなのですが、そういえば自分も茨城にいた学生時代に初めて知ったかも…。


【椎茸づくしギフト】


椎茸づくしギフト

ファーマーズハウスさわ初のギフトができました。

ギフトは箱やら包装やら常温で大丈夫な商品やら準備が大変で今までなかなか手が出せずにいたのですが、「椎茸づくしのギフトがほしい」というめちゃくちゃうれしい注文をしてくださったお客様がおり、思い切って作りました。そうしたら贈った先の方がまた注文してくださったり。椎茸屋冥利に尽きますね。

内容は、1. 原木椎茸の和風ピクルス、2. 原木椎茸の和辛子漬け、3. 原木椎茸のおかず味噌、4. 原木椎茸の甘煮、5. 原木椎茸の佃煮、6. 原木乾椎茸。どれも膨大な試作と販売の中で生き残ってきた加工品たち+その原材料を詰め込んでおります!

ギフト、もっといろいろやっていきたいです。


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そんなこんなで、今までになくてんてこ舞いの夏を過ごしております。

暑くて仕方のない毎日ですが、みなさま体調など崩さないようお気をつけください。

2018年8月1日水曜日

失敗を活かす/トリコデルマの発生とその原因

何事にも失敗は付きものですが、しなくてもいい失敗はしない方がいいし、致命的な失敗は確実に避けなければなりません。

それでも、もし失敗してしまったのならば同じ失敗を繰り返さないよう失敗の原因を理解し、対策を講じる必要があります。

さらに、汎用性をもたせて類似の失敗も未然に防げるよう昇華することができれば尚よいかと思います。

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前回の投稿の通り今年はホダ化中のシイタケの木に例年になくトリコデルマ菌が入ってしまい、ただいま全力リカバリー中です。

ホダ化というのは気温と湿度の2つの条件をコントロールして、木の中にシイタケ菌が蔓延しやすく、同時にその他の雑菌が蔓延しづらい環境を作るという作業になります。

今回のトリコデルマのケースについて考えてみると、今年の空梅雨と高気温というこれまで経験したことがない気象条件に応じて乾燥と高温、それに伴うシイタケ菌の弱体化と乾燥によるクロコブタケ、高温によるヒイロタケ等の侵入に気をつけて管理をしました。

しかし、逆に多湿の状態となりリコデルマ菌が蔓延、結果シイタケ菌が弱体化という結果になってしまいました。


多湿を招いた主な原因としては、

・雨が降らないので急激な乾燥を心配しシートを外すのが遅れた。→シート内で蒸れる。

・シートを外したのち、高気温により木の温度の上がり過ぎを心配し温度を落とすために散水。同時に通風が十分でなかった。→ハウス内で蒸れる。

この辺りが考えられます。

緑色トリコデルマ


来年からは乾燥、高温に気をつけつつ、さらに多湿にも気をつけるため、しっかりと管理基準をアップデートして臨みたいと思います。おおむね目処はつきました。

また、今回ひとつひとつ作業工程を見直す中で植菌や伏せ込み時の木の積み方に関しても改善の余地がありそうです。


これを機に菌の生態についても改めて勉強し直しています。この本、パッと探して買ったんですが当たりでした。




より良き原木シイタケ栽培に向けて頑張ります。

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たとえ失敗をしても理由を理解して、同じ失敗をしないように対策を講じることさえしておけば、次にまた新しい失敗をしても後悔しなくて済みます。それは仕方ない失敗なので。

あとは、その失敗を活かし技術を上げていくだけです。

思えば、この試行錯誤こそが自然を相手にする農業の面白さ、醍醐味のような気もします。もちろん、そうは言ってもできるだけ失敗したくないですけど。

2018年7月28日土曜日

シイタケ農家の怨敵、土壌改良の味方『トリコデルマ』

緑色トリコデルマ

今年の秋から使うホダ木の一部でトリコデルマが発生。菌寄生菌のトリコデルマ菌はシイタケ菌をいじめ、死滅させ、食べてしまうというシイタケ農家にとってまっこと恐ろしい菌なのです。ぎゃー。

これは胞子が緑色の「緑色トリコデルマ」というやつでしょうかね。写真中央部の植菌したシイタケ菌も食べられてぐずぐずになってしまっています。

先日まで雨無し高温の日が続いたため頻繁に散水をしていたのですが、同時に風もほぼなかったのでハウス内が蒸れて過湿を好むトリコデルマ菌が発生したのではなかろうか、と思われます…。おそらく、シイタケ菌自体も弱っていたんだと思います。

ひとまずこれ以上拡大しないように発生がひどいものは隔離しつつ、伏せ込み場の環境と管理を調整。周辺のホダ木は注意しながら経過を見ていきます。落ち着いてくれるといいのですが…。頑張ってシイタケ菌。


一方でトリコデルマ菌についていろいろ調べているとシイタケ栽培には厄介ものですが土壌改良などには有用な菌として知られているのですね。シイタケ菌を食べちゃうように悪い菌も食べてしまうのだそうです。他に身近(?)なところでは微生物農薬として水稲の種子消毒などにも活用されているみたいです。

トリコデルマの出たホダ木をすのまま培養して畑に入れればミニトマトの連作障害対策なんかに使えたりするんですかね。

菌の世界はおもしろいですねぇ。

とか言っている場合でもないのですが、せっかくの機会なのでお勉強。ポチ。




それにしても、これからの時代、天気がおかしいのは当たり前、災害、万が一はやってくる、と思って農業をやらないとだめですね。

そのためにもまずは技術力を高め、たくましく経営していく基礎体力作りに勤しみたいと思います。