2018年5月23日水曜日

田植え終わりました。(2018)

田植え後

先週末になりますが、今年も無事に田植えが終わりました。

今年はしっかりネズミ・モグラ対策をしたので1枚も苗を荒らされずに済みました。来年も同じようにやろうと思います。

関連投稿:水稲育苗におけるネズミ・モグラ対策(2018年版)


さてさて、これから本格的に夏野菜、ピクルスの季節になってきますね!今年はキクラゲもあります。

シイタケの方も今年はホダ木の状態が良いので6月いっぱいくらいは栽培でそうかなと思っています。

そわそわ!

キクラゲの発生準備完了。収穫までだいたい30日!

キクラゲ菌床

キクラゲの菌床ブロックを棚に並べて発生準備を済ませました。

昨年は試しにちょこっとでしたが、今年は本格的に販売と加工も始めたいと思っています。

温度15〜25℃、湿度60〜90%で管理して、収穫まではだいたい30日前後!

ただ、けっこう強いきのこらしいので極度に乾燥したり凍ったりしない限りはまぁまぁ大丈夫っぽいです。


約2kgの菌床ブロック1玉から600〜900g程度収穫できるみたいです。

しかし、その倍以上の2kgを収穫する達人もいるそう…!マジ達人!

いやー楽しみですねー!

2018年5月19日土曜日

新規就農おすすめ本『絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業』



絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業』(岩佐 大輝 著)、読みました。

本文中にも言及ありますが「俺の成功談」的な本とは異なり、新規就農をするにあたって何をどう考えてどうアクション取ればいいのか、ステップごとに選択肢を提示しつつ解説してくれているので非常にわかりやすかったです。(個人的には「俺の成功談」も好きですけど)

印象としては「成功する農業」というよりは「失敗しない農業」という感じですかね。新規就農者に限らず現農家にとっても参考になるかと思います。


著者が代表取締役CEOを務める株式会社GRAではミガキイチゴというブランドのイチゴを展開しつつ、新規就農支援スクールも行っているそうです。

スクールでは栽培技術の習得のみならず、10年の経営計画作成の手伝い、金融機関の紹介、農地の斡旋、さらには就農後も栽培したイチゴを品質に応じた価格で全量を買い取ってくれるそうです。

新規就農パッケージ的なイメージでしょうかね。やはり消費量のある品目だとこういうことも可能なんですね。


私は農業で家族が暮らしていくだけの収入を安定的に得るということを目標とするならば、規模拡大を求めず固定費を抑え、6次産業化によってリスクを分散しながら一定の売上と利益率を確保するというかたちがひとつ最適解だと思っています。

しかし、目標やその根本にあるそもそもの目的が変わればやり方も変わります。

著者の場合、東日本大震災で危機に瀕した地元を復興させたいという思いから、宮城県山元町を世界に誇れるプロダクトを持つ場所として有名にし、雇用を作り、人を呼び込むことを目的として農業を始めたそうです。

では、目的や目標によってどんな農業のかたちがあり得るのか、本書でかなり方向性を見極めることができるのではないでしょうか。

固定費や6次産業化についても言及があります。


2018年5月16日水曜日

【農業経営】経営安定化に向けた方策

農業は天候、その他の要因による収量や価格の変動など、自分ではコントロール困難なリスクが多く、それを踏まえた上でいかに安定した経営をするかということが肝要になります。

方策としてはいろいろあるかと思いますが、例えば以下のようなものがあります。


【経営安定化に向けた方策】

1. 複合化・多角化
 栽培品目、時期の分散
 加工、販売などの6次産業化

2. 利益率(所得率)の向上
 売上を伸ばす
 経費を減らす
 (参考:【農業経営】農業所得の向上について

3. 栽培技術の高度化
 収量・品質の向上、安定化

4. 取引先との関係構築
 安定した取引
 非常時の連携、協調

5. 共済・保険
 自然災害、病害虫などの対策

6. 貯蓄
 資金の積み立て、運用


さわの場合ですと、6次産業化を通じた「1. 複合化・多角化」と「2. 利益率の向上」にとくに力を入れています。

以前も書いた通り、農業で家族が暮らしていくだけの収入を安定的に得るということを目標にするのであれば、規模拡大を求めず固定費を抑え、6次産業化によってリスクの分散をしながら一定の売上と利益率を確保するという方法がひとつの最適解ではないかと考えています。

もちろん6次産業化自体一筋縄ではいかず、やり方によってはむしろリスクを増してしまうこともあり得ます。6次産業化についてはまたあらためて書きたいと思います。


「3. 栽培技術の高度化」、「4. 取引先との関係構築」に関してはどういったレベルでかはさておき農業経営者として常に取り組みたいところです。


「5. 共済・保険」は出番がないのが一番ですが最近は信じられないような自然災害が全国持ち回りのような感じで頻発していますから本当に恐ろしい限りです。

農機具類や建物、設備は高額なものも多いですから、万が一の場合にないと農作業が滞ってしまう、かつさっと代わりのものを購入できる以上の金額のものであれば加入しておいた方がいいのかもしれません。

来年、2019年1月から農業共済組合連合会が実施主体となり収入保険という制度が導入されるようです。掛金率1%程度で平均収入の8割が確保されるという保険です。

詳細みていないのでざっくりですが、全農産物が対象、病気やケガ、収穫後の保管中の事故、輸出に際しての為替変動などもカバーしていて、農業者ごとに収入の減少を補てんしてくれるみたいです。対象となる取引先もJAに限らないとのこと。青色申告を1年以上していれば加入できるようです。

単一品目、もしくは少品目でそれなりの規模を生産している場合は有効な気がします。どうなんでしょう。


それから、個人事業として営まれる農業経営の場合、事業資金と家計と一体化していますから何かあった時に備えて「6. 貯蓄」はとても大事かと思います。本多静六の「四分の一天引き貯金」はぜひ実践したいところです。


いざという時のためにどう対策をしておくか。起こらないに越したことはないんですが、それでも一定割合で起こるからリスクなわけで、こうした試行錯誤が経営の醍醐味でもあるのですよね。楽しや。


参考図書:『ワークブック 農家経営支援』(山田 勝 著)


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2月から3月にかけて植菌したしいたけ原木のホダ化、順調に進んでいます。

しいたけ原木 ホダ化

原木しいたけホダ木 木口

木口からもしいたけの菌が噴き出しています。そんな菌の匂いにつられて?今年は例年になくナメクジさんがたくさん…見つけたら全部捕まえています。

このホダ木は夏を越えて10月頃より使い始めます。

2018年5月11日金曜日

【農業経営】農業所得の向上について

農業経営について、いま一度勉強しております。

参考図書は『ワークブック 農家経営支援』(山田 勝 著)。農家の経営支援をする人を対象とした本ですが、農業経営に関わることが網羅的に書かれており農家にとっても自身の経営をあらためて見直すよいきっかけになるのではないかと思います。

そんなわけで、とりあえず一通り読んだのですが頭に入りきらないので、自分なりに咀嚼しつつブログにまとめていこうと思います。


まずは農業所得の向上について。

基本の基本というか、経営の根幹ですから大事ですよね。

所得(利益)なので粗収益(売上)から経営費(経費)を引いた額になります。そのため、「売上を増やす」、「経費を減らす」のどちらか一方、もしくは両方に取り組むことが所得向上へとつながります。

また、売上を増やすには「生産量を増やす方法」と「販売単価を上げる方法」があります。

それぞれ具体的な手段をざっくりまとめると以下のような感じになります。もちろん、他にもあるかもですがあしからず。


【売上を増やす】

A. 生産量を増やす
 1. 面積拡大
 2. 単収増大
 3. ロス低減
 4. 回転率向上

B. 販売単価を上げる
 1. 品質向上
 2. 高付加価値化
 3. 販売方法の見直し

【経費を減らす】

C. 経費を減らす
 1. 資機材の見直し
 2. 資機材の利用効率化
 3. 作業効率化


さわの場合を考えてみると、B-2高付加価値化を第一に、加えてA-3ロス低減、C-3作業効率化あたりの改善を意識しています。

経営理念、栽培品目、地域特性などなどに合わせてどう実践していくかですね。


そういえば、所得向上を目標とした場合、またちょっと別枠かもしれませんが「栽培品目の変更」という判断もあり得ますよね。


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少し前に福岡と熊本を旅行してきました。高校の修学旅行以来の九州!


熊本城

改修中の熊本城。



近くの熊本市役所14階展望ロビー(無料)からの全景。熊本城、広いですね。


菊池渓谷

菊池渓谷。きれいすぎでした。


あと、どこもお肉がめちゃくちゃおいしかったです。とくに博多南駅で行った青空食堂が「うまい、安い、早い、過不足ない接客」で最強でした。