蔵のある風景。
蔵のない風景。
更地。
先日、蔵を取り壊しました。
東日本大震災の際に、壁や扉、屋根などだいぶ壊れたのですが、柱に傾きはないらしいとのことで、そのままになっていました。
しかし、ここ数年で内部がかなりひしゃげてきてしまい、崩れて手が付けられなくなる前に解体してもらいました。
この蔵は、登記簿上は建築年が明治20年と書かれているのですが、これは登記法ができて登記したということだと思われます。
その後、不確かな情報ながら明治22年頃に改築したらしいので、はじめに建てられたのはおそらく江戸時代じゃないかと思います。
今まで当たり前にあった建物がなくなると、なんだかすごく広く感じますね。
中からは、いろいろ出てきました。江戸時代頃からの文書なども多数あり、非常に興味深いです。
まだ全く整理しきれていませんが、片付け中に撮った写真を一部だけ。
「磐城名産 本場 梨」
「馬の鞍」
「絵葉書」
さて、あとは楽しい建物滅失登記です。先人の知恵を借り、自力登記を試みます。





