2013年8月18日日曜日

夏の生き物たち 2013 その2 −ホオズキカメムシとワタアブラムシとオオニジュウヤホシテントウ−

ホオズキカメムシの卵

トウガラシの葉の裏についたゴマ粒のような赤いぽちぽち、ホオズキカメムシの卵です。トウガラシだけでなく、ナスにもついています。


ホオズキカメムシの孵化

生まれたてのホオズキカメムシ。ほとんどエイリアン・・・。


ホオズキカメムシの大量発生

さらに、成長して大きくなるとこんな有り様になります。寄ってたかって何をやっているのかと言うと、茎から汁を吸っているそうです。今まで成虫は追い払って終わりにしていたのですが、それだと当然のように戻ってきてしまうので、やはりちゃんと潰すなり捕まえるなりした方がいいようです。とりあえず、卵は見つけ次第潰しています。徐々に減ってくれればいいんですけどね。


アブラムシとアリ

ナスの葉の裏。黒と茶色のぶちぶちはアブラムシとアブラムシが出す糖分を含んだ甘い液体を吸いにきたアリ。アリはこの甘露という液体をもらうかわりにアブラムシを外敵から守っており、共生の関係が成り立っています。そういえば、小学校か中学校で習いましたよね、懐かしい。


ワタアブラムシ

拡大(近頃のデジカメはすごいですね、使っているのはNiconのCOOLPIX P310です)。ワタアブラムシかな?幸い、今年はあまり発生していません。


オオニジュウヤホシテントウの幼虫

アブラムシ退治にはテントウムシが欲しいところなんですが、見つけたのはとげとげしたオオニジュウヤホシテントウの幼虫。成虫も見つけたのですが、写真を撮る前に逃げられました。テントウムシはテントウムシでもこのオオニジュウヤホシテントウは草食で、アブラムシではなくナスの葉を食べてしまうのです。


ナスの葉の裏の世界

めくるめく虫たちの世界、少しずつ理解を深めていきたいと思います。


追記(2013-8-22)
病害虫への対応が後手後手に回ってしまっているので、予め対策を打つために『決定版 植物の病害虫百科: 植物の病害虫その知識と予防』という本を買ってみました。構成は「第一章 植物別病害虫診断」、「第二章 病気別・症状と原因、対処法」、「第三章 害虫別・症状と原因、対処法」となっており、カラー写真付きで見やすくまとまっています(Amazonのなか見!検索でどんな感じか見れます)。ただ、あらゆる植物、病虫害のことが網羅的に載っているのですが、ひとつひとつ事項についての情報量は若干少なめなので、この本でまず調べて、概要を掴んだら、さらに他の資料を使って掘り下げていくという使い方がいいでしょうか。なんにせよ、今までは何かにやられる度にネットであれこれ調べていたのですが、これで対応速度が上がりそうです。


中村 彰宏