2013年8月20日火曜日

夏の生き物たち 2013 その3 −トンボとヘビ−

注意して見るようになったせいなのかもしれませんが、一時期減ってしまった(気がする)トンボがここ数年また増えてきたように思います。

トンボは、種によっても異なりますが、卵−幼虫−成虫と一生を過ごす中で、小川や池沼、湿地などの水辺の環境から草地や森などの緑地環境まで、多様な広い空間を必要とするそうです。カキツバタ池をはじめ、なるべく意識的に水辺を増やすようにはしているんですが、トンボたちには気に入ってもらえてるんでしょうかね。


ショウジョウトンボ(メス)

ショウジョウトンボ(メス)。オスの体の色がショウジョウ(猩猩、オラウータンではなく、お酒好きで赤い顔をした中国の伝説上の動物)のような真っ赤なため、ショウジョウトンボと言うそうです。ただ見ての通り、メスは黄色と茶色の間くらいの色をしていますね。


シオカラトンボ(オス)

シオカラトンボ(オス)。よく見るなーと思っていたら、けっこうどこにでもいるトンボだそうです。小さい頃はよく遊んでもらった覚えがあります。


ムギワラトンボ

シオカラトンボ(メス)。メスや未成熟のオスはこのような色なり、ムギワラトンボとも呼ばれるそうです。(追記:2013-8-23)


ハグロトンボ(メス)。

ハグロトンボ(メス)。家のまわりでは一番よく目にするトンボかもしれません。木陰などをぱたぱたと涼しげに飛びます。

この他にも、オニヤンマをはじめまだまだいろんなトンボがいると思うんですが、すいすい飛び回るので確認して写真を撮るのもなかなか至難の業です。


ツゲの木から下りてくるシマヘビ

ツゲの木から下りてくるシマヘビ。木陰で休んでいたのか、脱皮をしようとしていたのか、見つけてびっくりしました。それにしても、今年はよくヘビを見かけます。草むらや藪を歩く際は気をつけてください。


トンボは虫を、ヘビはネズミを食べてくれることから農家にとってはありがたい存在です(ヘビはちょっと恐いけど)。クモなんかもそうですよね。家の中のあちらこちらに巣を張られるとうっとうしいですが、畑なら頼もしいことこの上ありません。



まだまだ暑い日が続いていますが、立秋を過ぎ、夕方の空には少し秋の気配が漂い始めました。


中村 彰宏