2012年5月25日金曜日

巨大シイタケ



堆肥を作るために廃ホダ(使わなくなったシイタケのホダ木)と米糠、籾殻なんかを一緒に積んでいた場所で、傘部分の直径が20cmはあろうかという巨大キノコを発見しました。

柄が図太く、直径3〜4cmくらいはあります。匂いを嗅いでみるとまさかのシイタケの香り。そういえば、形もそれらしく見えます。

もしかしてこれ、巨大シイタケなのでは・・・?!



さらに周辺を探してみると、同じようなキノコがたくさんありました。

普通のシイタケでも傘が開ききった状態になるとけっこう大きくなりますが、さすがにこのサイズのものは滅多にありません。

廃ホダの中で生き残っていたシイタケ菌がじわじわと増殖し、巨大化して生えてきたのではなかろうか。図らずも廃ホダからのシイタケ再生産技術を開発してしまったのではなかろうか。


とか思ったのも束の間・・・



よくよく観察してみると、こちらのキノコには柄につばが付いていたり・・・



剥けて(?)いたり・・・。そして何より、シイタケの香りが全くしません。

これ、間違いなくシイタケではありません


後ほどネットや図鑑を使って調べてみたところ、特徴がイッポンシメジ科のキノコに似ているようでした。結局、正確なところはよくわからないんですが、もしもイッポンシメジ科のキノコだった場合は、多くの種が毒をもっているらしいので食べない方がいいそうです。シイタケと勘違いするとか、とても危ないですね。

最初に発見した1本は、たまたま生長のタイミングか何かでシイタケっぽかったのでしょうかね。


ということで、巨大シイタケ、あらため巨大キノコの発見にちょっと興奮した一日でした。


追記(2015-3-10)

当時廃ホダの方にばかり気をとられていたのですが、そういえば近くに梅の木が植えてあるんですよね。それで最近また調べてみたところ、ウメ、リンゴ、モモ、ナシなどのバラ科の植物の近くに生えるハルシメジというイッポンシメジ科のキノコがあるそうで、そのキノコのような気もするのですが、やっぱりよくわかりません。キノコの見極め、難し過ぎです。



ただいまこちらの本で勉強中なのですが、キノコの同定をする際には基質(キノコの生えているところ)を確認するのがとても重要なんですね。


中村 彰宏