2020年4月12日日曜日

【無料】栄養成分表示(推定値)の計算用スプレッドシート

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・追記(2022-7-10)

日本食品標準成分表2020年版(八訂)に対応した栄養成分表示の推定値計算用スプレッドシートを作成しました。



・追記(2020-9-12)

GASで計算結果を保存できるようにしました。合わせてご覧ください。

GASで栄養成分表示(推定値)の計算結果を保存する。(指定したフォルダへのスプレッドシートの新規作成 + α)
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食品表示法が2015年4月1日より施行され、消費者向けに販売される予め包装された加工食品及び添加物の栄養成分表示が義務付けられました。2020年3月31日に5年間の移行経過措置期間が終了し、この4月1日より完全義務化となりました。(詳しくは消費者庁のページを参照してください。)

ただ、商品数が多かったりしますと、全ての商品の分析を検査機関に依頼するというのも難しいかと思います。けっこうかかりますからね…。かと言って、ポチポチ自分で計算するのもなかなか大変。

ということで、「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会)から推定値として熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、 食塩相当量の5項目を計算する簡単なスプレッドシートを作ってみました。


ダウンロード(無料)はこちらから → 栄養成分計算用スプレッドシート

・追記(2022-8-17)
スプレッドシートを最新版(2020年版対応v02)に差し替えました。

・追記(2021-4-17)
時々、アクセス権のリクエストをいただきますが、↓の方法で編集可能なコピーを作成してご使用ください。

Google スプレッドシートです。PCでGoogleアカウントにログインした状態で、リンク先にて「ファイル」から「コピーを作成」で編集可能なファイルが作成されます。(スマホからだとコピー作れないみたいです、たぶん。)

エクセルで使いたい方はファイル作成後にMicrosoft Excel(.xlsx)形式でダウンロードすれば使えます。




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【計算手順】

1. 「成分表(本表)」のシートから該当する食品名(原材料)を探す。

Ctrl+Fで検索すると便利です。見つからない時は表記が異なっている可能性があるのでひらがな、カタカナ、漢字、いろいろ試しましょう。

2. 食品名の索引番号(C列)を「原材料・分量の入力」のシートのA列に入力する(半角数字)。

3. 分量をB列にg(グラム)で入力する(半角数字)。

4. 全ての原材料について1〜3を繰り返す。

5. 「栄養成分の計算結果」のシートに結果が出ます。

初期設定では100gあたりで結果が計算されるようになっていますが、A2セルの値で変更できます。

※ 入力が必要なセル部分は薄黄色になっています。

※ 計算する項目を増やすなどの改変はご自由にどうぞ。

※ 原材料の入力欄は50行分作ってありますが、必要であれば行を追加して数式をコピーしてください。
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自分で表から索引番号探さなければいけないあたり若干のアナログ感否めませんが、まぁ電卓でパチパチ計算するよりは楽だと思います。

それから、調味料等の重量換算が必要なものは「『栄養摂取状況調査のための 標準的図版ツール(2009 年版)』に基づく重量目安表(2009 年版)」( 国立健康・栄養研究所)(PDF)が参考になります。


β版なので、何か不具合などあったらごめんなさい、教えてください。


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自作ツールで削れるところはうまく削るのが経費節減のコツであります!が、大した価格ではなくこういうものも販売されいますね。