2018年4月1日日曜日

【夏野菜の種まき2018】ナメコ廃菌床を利用して温床を作ってみました。


今年も3月中旬頃に夏野菜の種をまきました。種は地元の矢吹種苗店さんから購入。いろいろ教えてもらってちょっと種まきが上手になったような!ような!発芽もよく、元気に育っています。


それから今年はナメコ廃菌床を使い、種の発芽とその後の生育を助けるための温床を作ってみました。


いわき市東田町のすずき農園さんからいただいているナメコの廃菌床(ナメコを栽培し終わった培地)。



廃菌床はナメコ菌がびっしり。積んでおくと自然と発酵して高温になります。

↑写真は掘り起こしたところのものですが、下の方の白っぽい塊がナメコ菌。もわっとしているのが蒸気です。

この熱を利用して温床にします。



と言っても、難しいことは何もなく至って簡単。

①ビニールハウス内に敷き詰め

②軽く整地



③上にビニールを張って…

④完成!

(水やりをした際に溜まって根腐れなどしないよう、一応ビニールには穴を開けておくか、もしくは有孔ポリなどを使うのがいいかと思います。)


ちなみに、未完熟な状態のものを入れているので、この場所は今年は栽培には使えません。

通常は発酵が終わり、熱がおさまった完熟の状態で堆肥として畑に入れます。

もし当年中に同じ場所を栽培に使いたいのであれば、地面との間にビニールか板を敷いて、こぼれないように枠でも作っておけばいいのかもしれません。



ということで、なめこ廃菌床温床(ややこしい)の上に種をまいたポットを入れ、ビニールトンネルを掛けて種まき完了。

後日最低温度を確認したところ、夜間0℃近くまで落ちた日でも10℃程度を保っていたので温床としての役目は十分果たしているようです。


自分のところの資源はもちろんですが、こうした地域内でもうまく連携して資源を回せるような農業ができるとおもしろいと思います。日々試行錯誤です。