2024年3月29日金曜日

【定期】家計の見直し(2024年3月)

家計の見直しです。

経営と家計が一体化した家族経営では、家計の最適化が心強い生存基盤になります。翻って、家族や自身にとって本当に価値あるものが何なのか、確認する良い機会になります。

・povo と楽天モバイルのデュアル SIM に変更

最近は以下の通り運用していました。

本回線 povo:5分以内通話かけ放題(550円)と3GB/30日間(990円)
データ通信用 IIJmio:ギガプラン eSIM(ドコモ回線) 5GB(660円)と10GB(1,100円)を月ごとに行ったり来たり

合計 2,200 or 2,640円

そもそも自宅でドコモ回線が入らないためこんなややこしい運用になっているのですが、この povo と IIJmio のデュアル SIM ですとデータ通信回線や通信容量の頻繁な切り替えが必須でやや面倒でした。

また、au と ドコモの回線を保持しておくといざという時に安心かなと思っていたのですが、最近はドコモ回線の調子がいまいち(?)な感もあってあまり当てにならないかなと……。

そんなこんなで、データ通信用の回線を IIJmio → 楽天モバイルに変更しました。

本回線 povo:5分以内通話かけ放題(550円)
データ通信用 楽天モバイル:だいたい20GB以内(2,178円)

合計 2,728円


合計金額は上がっているのですが、番号通知はなくていいし音声の品質も問わない、かつ5分以上かかりそうな電話に関しては、楽天モバイルの Rakuten Link を使うことで無料になります。この分を考えると年間トータルでとんとん以下になりそうな気がします。(ただやはり、重要な電話にはやはり電波や音質の不安が拭えきれないので povo を利用)

また、この povo と楽天モバイルのデュアル SIM であれば基本的に回線の切り替えが必要ないので日常的な手間はありません。

それから、楽天モバイルは追加料金なく2GBの海外利用ができるので旅行の際には便利ですね。

楽天モバイルで足りない時には povo でもデータ容量の購入が可能なので安心です。ちなみに povo は、アプリにログイン済みであれば、外部のインターネット接続環境がなくても海外データトッピングをご購入できるそうです。楽天モバイルを使い切った後から購入できるので、地味にありがたい機能です。


・楽天でんきの動力プランがけっこうお安め?と思いきや

4月から電気料金が値下げになるとのことだったので、現在動力を契約している楽天でんきと変更先候補の東北電力の料金の比較をしてみました。

東北電力の動力(低圧電力)の場合、基本料金が1,300円89銭/kW、電力量料金が夏季27円09銭/kWh、冬季25円64銭です。加えて、燃料費等調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金がかかります。

対して楽天でんきの動力プランは、基本料金が695円/kW、電力量料金が26.60円/kWhとなっています。加えて、市場価格調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金がかかります。

うちの場合、1年のうち半年は利用していないので、基本料金が安い方がお得になります。(使用量が0kWhだと基本料金も半額になります)

これだけ見ると圧倒的に楽天でんきがお得に見えます。

しかし、24年2月の燃料費等調整額と市場価格調整額を確認したところ、燃料費等調整額が約-10円なのに対して市場価格調整額は0円になっています。

たぶん逆転しているタイミングもあると思うのですが、仮にこの差が1年間続くと、トータル金額的にはとんとんくらいになります。悩ましいところです……。

とりあえず、楽天でんきのままもう少し様子を見ようかと思います。


・新 NISA

今年始まった新しい NISA ですが、みなさまご活用なさってますでしょうか?

全く持って先の読めない昨今、経営の財務的な安定性を高めるとともに、個人としてもしっかりと生活基盤を整えておかねばなりません。

クレジットカードでの積立も10万円まで可能になりましたから、上手に使っていきたいところですね。

ちなみに農家の老後の備えとしては、国民年金(+付加年金)をしっかり納めつつ、農業者年金 or iDeCo をできる範囲でやり、あとは新 NISA に全力を出せば、ひとまず人事は尽くした感があります。これでダメだったら天命だと思って諦めようという心境です(笑)。

(もちろん状況によって、新 NISA よりも所得控除ができる農業者年金や iDeCo の枠を埋めるのが優先されるパターンもあると思います)


・昨今の雑感

小規模な農家にとって、これからますます厳しい時代になると言われています。

ことの因果はいろいろあれど、簡単に言えば「利幅が小さくなっているから、規模を大きくするしかないよね。大きくなれないならしょうがないよね」ということだと理解しています。

こうした中で、われわれのような小さな個人農家が生き残っていくためには、利幅が小さ過ぎて大きな経営体が参入しないところで独自の価値を創造するしかありません。そして、それこそ社会の豊かさの源なんじゃないかと思ったり、思わなかったり。

まぁ、言うは易しなんですが……。

もちろん、そもそも素直に時流に乗って規模拡大すればいいんじゃないのかという考えももっともです。ただ、大きい方は大きい方で、やはり淘汰が進むと思うのですよね。

であれば、やはり自分の得意な、もしくは好きな土俵で頑張るのがよさそうな気がします。


きな粉とキクラゲ