2018年6月8日金曜日

守りの農業経営 〜1年間売上がなくても事業を継続できる状態〜

原木椎茸

農業経営において何よりも大切なことは続けることです。個人事業の農業であればイコール生活でもありますので尚の事です。


そんなわけで事故、災害等の緊急事態に備え、「1年間売上がなくても事業を継続できる状態」を日々目指しています。

そんな想定の事態起こらない…とも、言い切れないですからねこの頃は…。

台風も毎年ひどいのが発生していますし、例えば、南海トラフ地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震、首都直下地震などは30年以内の発生確率がそれぞれ60〜70%とされています。生きているうちにどれかは発生しますよね…。(参考:地震災害 : 防災情報のページ - 内閣府


▼対策1:そもそも1年間売上がない状態にならないための対策


とは言え、そもそも1年間売上がないという状態にならないのが一番です。

そのためには栽培品目や時期の分散、6次産業化による商品、販売力の強化、利益率の向上など、小さな積み重ねが大切です。

また、台風など頻度の高いものに対しては発生してから慌てるのではなく、対応をマニュアル化しておけるといいと思います。


▼対策2:1年間売上がなくても事業が継続できる状態を作る


それでももし1年間売上がない状態になってしまった時のために、1年分の生活費と事業費は最低限確保しておきたいところ。

加えて、ざっくり目安として減価償却資産の総取得金額を平均耐用年数で割った金額からその倍くらいを積み立てておけると、事故や災害時だけでなく、資機材の不意の故障、破損等にも心穏やかに対応できるかと思います(数字に根拠はありませんが)。

金額の多寡は減価償却資産の中身にもよると思うので適宜調整しつつ。

守りの農業においては事業費にしても減価償却資産にしても膨らませすぎないよう、適切な規模の設定が重要です。


▼対策3:おいしい食事、十分な睡眠、適度な運動


なんやかんや言って健康が一番大事です。

日頃からのおいしい食事と十分な睡眠と適度な運動。無理をし続ければやっぱりどこかで心身を壊してしまいます。

そのうえで、何かあった時に心が折れてしまわないようにあらゆる事態を想定し、常に準備を整えておくことが大切だと思います。


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規模拡大を求めず固定費を抑え、6次産業化によってリスクを分散しながら一定の売上と利益率を確保するというのがさわの経営においては最適解だと思っています。

この先どうなっていくのか、実験しつつ、楽しみつつ、やっていきたいと思います。