2015年11月7日土曜日

農業の6次化についてあれこれ

昨年より6次化を推し進め、ただいま必死にジタバタしております。

今年になってお惣菜とビン詰めの加工場を設置したので商品の幅がだいぶ広がりました。また、加工ができると栽培したものを無駄なく使い切ることができるうえ、付加価値がついたりものによっては保存がきくようなるのも経営の上でかなり大きいです。

うちの原木しいたけの場合ですと、まず収穫した生しいたけを選別して生でそのまま販売するものと、乾しいたけにするものに分けます。そして乾しいたけにしたものをさらに選別して乾しいたけとして販売するものと加工品を作るものとに分けます。こうすると収穫したしいたけを無駄なく使うことができます。加工の側から考えてみても、主な材料を自分で生産しているので原材料費を大幅に抑えることができます。

うちは小さな家族経営の農園ですので、いかに利益率を上げていくかが肝になります。その面で6次化はかなり有効に機能しています。

一方で6次化で感じる課題としては、加工品を売るのは生のものを売るよりも難しいということです。ただ作って置いといてもまず売れないので、パッケージを工夫したり、POPを作ったり、試食販売をしたり・・・やらなきゃいけないことがたくさんあります。

そしてもう1つ、農作物の生産の加工のバランスです。やはり加工をするとなるとそれなりに手がかかるわけです。その上で、先ほども書いたようにパッケージを考えたり、POPを作ったり、試食販売にでかけたりすると、さらに時間がとられます。そうすると、生産の面でも何かを作らないという選択が必要になってきます。

もちろん、人を雇ったり、生産の方に注力するために加工自体を外部委託したり、パッケージやPOPもデザイナーさんに作ってもらうことは可能ですが、その分利益率は下がってしまいます。

いやー、やりがいありますねぇ。精進してまいります。


いわしのつみれと豚バラなべ

なべシリーズ。今回は「いわしのつみれと豚バラなべ」。いわしのつみれっていいですね。そして最近みそ味にはまり気味。〆はうどん!