今年は、訳の分からない天候、資材・燃料等の高騰等、農業にとってなかなか難しい年になっています。
しかし、こういった状況であればこそ、リスクの洗い出しと対応を改めて整理する良い機会にもなります。
以前投稿した「農業経営におけるキャッシュフロー悪化要因の整理分類」を元にさわの現状を考えますと、以下のようになっています。
生産コストの上昇の要因:
・自然災害と気候変動への対策費用の増加
・病害虫への対策費用の増加
・原材料や資材の価格上昇
・燃料やエネルギー費用の上昇
・設備や機械の修理・保守費用の増加
売上高の低下の要因:
・自然災害と気候変動による被害と損失
・病害虫の被害
恐ろしい限り……。
8月までは、暑過ぎかつ雨もいまいちという天気が続き、水稲及び椎茸の生育が非常に心配されました。
9月に入り、もち米から例年よりも早めに稲刈りを始めようとした途端に雨続きになり未だ稲刈りできず。さらに台風13号が接近してますしね……。早く落ち着いてくれるのを願うばかりです。
一方で、椎茸にとっては、少なからず良い環境になりました。9月中に椎茸の発生を開始できればと考えていますが、気温次第ですね。
経営において、一つの事象ですべて共倒れという状況にならないようにしておくことは重要ですね。最近、強く感じます。
単年の売上低下に対しては、収入保険で対応可能ですが、持続的に影響が出るようなものに対しては経営の根本的な見直し、対応が必要になります。昨今の、災害的な気候と世界的な経済の変化には否応なく向き合わねばなりません。
新型コロナが始まって以来、意識的に守りを固めていましたが、今は攻めに転じるとき……な気がしています。
栽培に関しては、環境の変化に応じて品目・品種の選定から考えないと、難易度だけ上がっていってしまうように思います。特にお米などはよく考えたいところです。
また、経営全体として見ると、お米と椎茸と加工は相性の良い組み合わせだと思いますが、収益性を引き上げるもう一工夫ができないかと模索中です。
取り留めのない内容になってしまいましたが、できることを一つひとつやっていくしかないですね。頑張りましょう。
ペッ田ん